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執筆者の写真Wilson Estate

東急不動産がJR芦屋駅南地区再開発の特定建築者に決定

東急不動産株式会社は、2024年8月26日に兵庫県芦屋市で進められる「阪神間都市計画事業JR芦屋駅南地区第二種市街地再開発事業」の特定建築者候補として選定され、2024年10月31日に芦屋市と基本協定書を締結しました。これにより、東急不動産は特定建築者としてこの再開発事業に参画することが正式に決定しました。

JR芦屋駅周辺は、芦屋市の中心地であり、商業や業務機能が集中する重要なエリアです。また、阪神間および芦屋市内の主要な広域交流の拠点となっています。

この地域では、1998年6月に地元住民を中心に「まちづくり」を考える組織が立ち上げられ、市街地再開発事業の計画が進められました。しかし、芦屋市の財政悪化により、都市計画の決定前の2001年12月に事業が一時延期されました。


その後、芦屋市は2010年3月に「第4次芦屋市総合計画」を策定。駅周辺の交通機能を強化し、芦屋らしい南の玄関口を目指して、地元住民と協力してまちづくりを再検討し、「JR芦屋駅南地区まちづくり基本計画」を策定しました。

この基本計画に基づき、芦屋市は市街地再開発事業を進め、交通課題の解決や交通結節点の強化を前提としたまちづくりを推進しています。再開発により、芦屋市の玄関口として賑わいや人の流れが市内へと循環し、周辺エリアと調和するランドマークが創出されることを目指しています。この取り組みは、芦屋市の持続可能な発展に貢献し、活気あるまちづくりを実現することを意図しています。

主な事業としては、地下2階・地上11階の駅直結型再開発ビルが整備される予定で、住宅、商業施設、公益施設などが入居する予定です。景観や環境への配慮、防災対策、周辺エリアとの連携も重視され、バランスの取れた施設設計が進められています。

事業のスケジュールは、2026年1月頃に着工し、2029年9月頃に完了する予定です。

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